footballhack: いなすトラップ
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2014年1月25日

背中押し応用と対策

背中押し 023

背中押しの駆け引きを理解することは、浮き球の処理や球際の競り合いを制する上でとても重要なファクターです。だいたい試合中には4〜6回くらい浮き球の競り合いがあります。ポジションによってはもっと多いでしょう。それに3回勝てるか4回勝てるかの差はとても大きいです。一度の勝敗の差でスコアが2点分動くこともあります。それほど偶発性がサッカーの中で占める割合が多いんですが、負ける確率は少ないほど良いので、やはりセオリーとして競り合いの駆け引きを知ることは重要なんですね。ここでは全ポジションの選手が知っておかなければならない背中押しスキルを紹介します。

2014年1月11日

ポストプレーヤーの技術 ”背中押し”


今回はFWに必須のポストプレイについて解説したいと思います。ポストプレイとはFWが相手のDFラインの前で体を張ってボールをキープするプレーを指します。ボールをキープできたら味方に落とすか反転して前進します。前線でタメが出来ると攻撃の厚みを増したり、攻撃そのものをつないでいくことができます。逆にポストプレイがうまくいかず前線にタメがない攻撃は、単調に終わりやすいです。味方のクリアボールやアバウトな前線へのフィードをいかにキープできるかが、攻撃の鍵となります。ですからポストプレイが重要なのです。

一方バルセロナではポストプレイは殆ど行われません。正確なパスとレシーブとポジショニング技術があればポストプレイ無しで前進できます。しかし、そんなことが出来るのは一部のチームに限られます。ほとんどのチームがポストプレイを欠いては攻撃できません。ですから、ここで紹介する「背中押し」という技術をマスターしてポストプレイを磨けば、どんなチームでも活躍できるようになるでしょう。早速いってみましょう!

2013年11月7日

イスコのシュートパターン(スロー)



イスコのシュートパターンのGIFアニメーションを前回2つ作ったんですが、ページが重くなってしまったので分けます。スローバージョンはこちら↓


2013年11月6日

イスコのシュートへのトラップ

Isco


今シーズンからマラガからレアル・マドリーに移籍した、上がり目のイスコ。彼の動画を見ていて気づいたことがあったので記しておこうと思います。



彼のミドルシュートのパターンなんですけど、左から来たパスを右足で受けて右足で打つとき、かる~く右に転がすんですね。これはあのブスケツターンと同じ原理であるいは直近ではメッシのインサイド流しと同じ原理で、ボールの側面を軽く踏むことで回転を利用してボールを転がす技術です。ラームの右サイドでのプレーで縦パスを狙うときにも同じ技術が使われています。

2013年8月31日

フィリップ・ラーム(Phillip Lahm)のプレースタイル

Lahm

  1. page-1
  2. page-2
こういう本が出ていますけど、買うのはとりあえず後にしてください。先に僕のラーム分析を読んでください。それからでも遅くはありません。あなたの財布を開けるのは。

世界一のサイドバック、それはダニ・アウベスで異論はないでしょう。でもあれはブラジル人の中でもかなーり上手い方でしてトラップとか神なんですよね。しかも走れる跳べるときてますから、日本人にあれを目指すのは無理でしょう。


そこでフィリップ・ラームです。Phillip Lahmはドイツ代表キャプテン、バイエルン・ミュンヘンキャプテンの頼りがいのある男です。右利きですが左サイドバックも出来るユーティリティさと小柄なのに競り合いに負けない頭脳とメンタル、そしてなによりビルドアップが巧すぎる!!!そこが日本人SBが彼を目標にすべき理由です。

もともとはテクニカルなトップ下と聞いていますが、10代終わり頃に長い距離のダッシュを繰り返せる特異な身体的特徴が発見されたのでしょうね。今ではすっかりサイドバックからゲームを作っています。

そこで今回はラームに見るサイドバックのビルとアップについて解説したいと思います。

ではおしながきをどん!

2013年8月29日

足上げトラップで減速するワケ



今回はサッパリ行きたいと思います。浮き球を止めるとき、足を上げてトラップするとなぜ後ろから追いかけてくる相手に奪われてしまうのかについて説明したいと思います。

そもそも20m〜30mの距離で競争してもプロサッカー選手同士なら0.5秒も差がつかないと思います。でも実際には10mの間に距離を詰められたり、追い抜かれたりします。なぜなのか、それはボール扱いの動作によって減速してしまうからです。今回の話のテーマはボールという動作の足枷をいかに外すかです。

2013年8月21日

サッカーの、浮き球トラップ、上手い下手

浮き球トラップの上手い下手

サッカーの浮き球トラップの基本は接触部位を脱力してボールの芯を捉えることです(蹴球計画)。それさえできれば普通にだれでもボールを止めることができます。体が硬くても背が低くても多少体の可動域に制限があってもだれでもできます。

一番難しいのがボールの軌道を予測することです。これはもともとの運動神経がモノを言うのでノウハウでは説明できない部分ではあります。軌道を予測する練習には、誰かに投げてもらうか、自分で投げるしかありません。だから、リフティングが効果的だと言われるんですね。トラップがうまくいかないとかリフティングが続かないとかいってくよくよ悩んでいる間に、黙々と練習したほうがいいですよ。どうやったらリフティングが続くようになりますかとか、そういう質問は受け付けてませんから。気合ですと答えるしかありません。

それでリフティングがある程度上手にできるようになったら(最低でも300〜500回)もはやリフティングは練習としては不十分になってきてしまうんです。なぜなら、サッカーでは状況判断とかフィジカルコンタクトとかプレースピードが大事であって、その場にとどまってノープレッシャーでボールを突き上げ続けるなんてプレーは必要ないからです。

ですから、上達したら次のステップへ移行すべきです。例えば、接触部位を指定したり、動く範囲を指定したり、敵をつけたり、動作そのものを指定したり、違うプレーと組み合わせたりします。その例題の一つに足上げリフティングがあります。実践で使える動作をノープレッシャーで安定して行えるように訓練するセッションです。小学4年くらいから徐々に導入しましょう。

それで今回は浮き球の処理が上手い人と下手い人の差はなんなのかというテーマでお送りしたいと思います。

2013年8月14日

ファーストタッチのコツとトラップ上達法

サッカーボールコントロール


サッカーではファーストタッチの質がプレーの成否を分けます。簡単に言うとトラップが上手い奴がサッカー上手いって話です。そこで、今回はサッカーにおけるファーストタッチの意味と逆をとるトラップの方法を解説します。最後に練習法も考えてみたので試してみてください。



2013年8月1日

ポストプレーの上手い選手がよくやる方法

Coentrao y Benzema en el autob 54288558725 54115221160 261 396

トラップとボディコンタクト、それにポストディフェンスの技術の三つ巴の駆け引きを今日は紹介します。まずはこんなシーンを想像してください。

浮き隠し 001

FWがDFを背中に背負って浮き球をコントロールするシーンです。ポストプレーと巷では言われます。体格の差で成否の可能性が変わってくる、いわゆるフィジカル能力に依存したプレーと言われがちですが、このプレーにもれっきとしたテクニックが存在します。

まず、守備からです。守備者はFWに体を抑えられてしまうと何もできないと考えられがちですが、少しは抵抗を試みたほうがよいでしょう。最も普遍的な対抗策はこれです。


2013年7月8日

エジルターンのやりかた

トラップって面白いですね。20代後半になって初めてファーストタッチの面白さを知りました。サッカーの奥深さは底が知れません。こんな下手な僕でも(僕より上手い人は現役のみで少なくとも3万人はいる)サッカーの技術的TIPSを伝えることに少しでも意義があればこのブログは続けていきます。最近、新発見が多くてサッカーの面白みにハマっていくばかりですが、同時に自分の下手さに滅入ってしまい、ブログを続けるモチベが上がらんのです。他にあんなにうまい人がいるのに僕みたいな下手糞が何言ったって説得力ねぇだろてな感じで。

では、切り替えて本編と行きましょう。今回は、数あるトラップの種類のうちのひとつである「エジルターン」について解説してみましょう。

グラウンダーのパスを敵と離れた状態で止める時は、

ファーストタッチの質は同じ予備動作から変化出来る角度の大きさによって決まる

これが一応僕が定めた狭義の定義です。ファーストタッチの上手さっていうのはいかに守備者の予測を外すかということに尽きます。だからキックするまでに何タッチしたかとかボールを置き直したとか、だからファーストタッチが下手とかいう議論は不毛なのです。

守備者の予測を外すには、同じ予備動作から様々な方向に変化できるトラップを身につけておく必要があります。あれっ!?これどこかで聞いたことありませんか?正しいインサイドキックと同じじゃないですか!!

トラップのうち、正しいインサイドキックの表変換に相当するのが香川ターンです。これはまた今度やります。

では裏変換をトラップでやるとどうなるか、それがエジルターンです。詳細はまた今度やりますので、ここでは先ほど作成した動画の解説を中心にやりましょう。

2013年6月24日

ブスケツはなぜギャップを好むのか

ブスケツはなぜ隙間を好むのか 001
ブスケツターンシリーズも最終回です(予定)。なぜブスケツは敵と敵の間にポジショニングをとることを好むのか、これについてようやく回答が出たので記しておきたいと思います。

きっかけはかなり前にもらったコメントです。気になるコメントはこうやって思い出してまたエントリのネタにしたりするので、面白い意見があったらぜひ聞かせてくださいね。

かなり前に書いた焦点プレーというエントリからです。

”そんな中一つ質問があるのですが、上の記事の一番最初の図で表した例で、2人のDFと均等な位置にポジションを取ると書いてあるのは分かるのですが、この例では、2人のDFの線上にポジションを取っています。ただ、これだとボールを受けたときに敵を引きつけることは出来ますが、その分プレッシャーを受けてしまいます。そこで、図の2人の線上より右側でボールをもらえば、フリーで受けられると思います。簡単に言うと、上の例は2Dポジショニングだと思うのですが・・・”

その時の回答としては時間的制限を挙げたんですが、これは不完全でした。

現在できる回答は3点ありまして、
  • 焦点ポジショニングが与えるプレー選択肢
  • ブスケツターンに秘められたトリック
  • ブスケツターンという技術による自信
なのです


2013年5月28日

ブスケツターンのやり方



ブスケツターンってのを前に紹介したんですが、そのやり方がちょっと面白いので解説します。最近僕の頭がこのテクニックに囚われているので、紹介せずに居られないんです。まずは動画を






2013年5月19日

ブスケツターン(ロール&ターン)


ファーストタッチのコントロールで大事なのは正確に止めることよりも、どこに止めるかわからなくすることです。こう言うとまた逆張りしてるよとか言われんでしょうけど、これは真実なのでしかたがありません。

反論の反論をしてると時間がなくなるので以上のことが真だという前提で話を進めます。トラップの基本はニュートラルでいることです。余計な緊張をなくすことでクッション性を増すことは当たり前ですが、実践においてさらに重要なのが次のプレーの読まれないということです。

体に余計な力が入っていると動作を見ぬかれてしまいます。足の先から頭のてっぺんまで脱力していることで次の動作を見ぬかれないニュートラル姿勢を作ることができます。ニュートラル姿勢から足首の角度と接触の力加減を調整し、ボールの置き場所を変えるのがほんとうの意味でのファーストタッチコントロールなのです。

ここではブスケツが得意とする利き足で止めて180°ターンし利き足でキックするプレーの中で、よく用いられるロール&ターンという技法を紹介します。

2012年12月29日

ショートバウンドの処理 〜腹トラ、モモトラの巻〜



サッカーの試合では思った以上に浮き球を処理しなければならない場面に出くわします。グラウンダーのショートパスを主体にトレーニングをしていても、いざ試合になると「ボールを浮かせるな」だとか「ボールを落ち着かせろ」なんて怒号が飛び交うのが日常茶飯事でしょう。

なぜ浮き球が多くなるかというと答えは簡単です。セットプレーがあるからです。セットプレーといってもここで言及するのはゴールキックやスローインのことです。これらのセットプレーは直接得失点に関わらないと考えられがちですが、よくよく試合を分析すると非常に重要であることがわかります。

キッカー、あるいはスロワーは片一方のチームが担当しますが、受け手側が必ずしもボールを保持できるとは言えないのが、この種のセットプレーです。受け手は必然的に浮いたボールを処理することになるので、ルーズボールになりやすいのです。不安定状態を招きやすいと言い換えることもできます。この不安定状態を安定状態に導き、戦局を優位に運ぶことができれば、試合に勝つ可能性がぐっと高まります。

今回はゴールキックやスローインから始まるプレーの中で浮き球の処理について書きたいと思います。

2012年10月8日

すねコントロール 〜略してスネコン〜

サッカーの上手さというのは信頼性だという話は前にしたんですけれども、さらに深く掘り下げて、サッカーの技術の高さとは一体なんでしょうか?「技術」と一言で言っても、ボールを奪うことやポジショニングや判断や駆け引きを通じた戦術眼まで、言及される領域は多岐にわたります。ここではサッカーの上手さを「ボールを扱うこと」に限定して話を進めていきます。


  サッカーの技術とは

サッカーの上手さは以下の5点に集約して整理することができます。
  • 正対
  • ニュートラル・コントロール
  • 浮き球の処理
  • ボディコンタクト
  • スペースの概念
※ドリブルやキックはもちろん技術の範疇に入るのですが、単純にフリーで運ぶドリブルやセットされてからのキックの技術は工夫のしがいがない=上達するには地道に練習を繰り返すしかないので、ここでは上手さの指標から除外してあります。むしろ選手の技術の高さを決定するのは正対を使ったキックやボディコンタクトをしながらのドリブルであり、この点でキック、ドリブルというのは上記の4点と絡めて考えるのが妥当だという理由もあります。

正対とニュートラル・コントロールについては蹴球計画様を御覧ください。ボディコンタクトについては当ブログにまとめてあるのでそちらを。スペースの概念は崩し論にまとめてあります。 今回はこの中でも偶発的要素が高い「浮き球の処理」に焦点をあてて、モダンなドリブラーが日頃から常用するテクニックをひとつ紹介します。

2012年7月23日

いなすトラップ シャビの後ろズレと回転

横パスを受けるとき背後に十分なスペースがあれば、バックステップを踏んで相手のアプローチの距離を伸ばすことが有効です。

横パスをバックステップで受ける動きはバルセロナのシャビ、イニエスタがもっとも得意とするパターンで、パスの意図と精度が十分であれば、これだけで局面を打開することも可能です。

では下の動画を、




2012年6月10日

いなすトラップ イニエスタの後ろ向き回転2と敵から離れるトラップ

順番が前後しますが、トラップでいなす技術をやります。今回取り上げるのは、イニエスタで、彼は直近の敵との駆け引きがずば抜けてうまい選手の一人です。

では動画をば


2012年3月17日

いなすトラップ イニエスタの後ろズレから逆を取る動き

トラップで敵をいなすプレーは、回転とズレ(移動)の2種類があることにはすでに触れました。今回はイニエスタのトラップについて解説します。本来なら後ろズレからのターンを先に解説すべきですが、丁度よい動画が見つからなかったので、順序が前後しますがこちらを先にお送りします。

まずは動画を。5:27からです。

2012年2月26日

いなすトラップ2 回転:ボールを流すプレーと2タッチコントロール

トラップで敵をかわすプレーのポイントは、プレーイメージ、ニュートラル、受け場止め場をずらす、の3点です。今回は、回転を用いたいなすトラップをご紹介します。

まず、ボールを流すプレーについてですが、以前紹介した動画が大変わかり易いのでご覧下さい。↓



なぜこのようなプレーにDFが騙されてしまうかというと、通常DFは受け手のプレー選択肢を見て先読みするからです。受け手がボールにヘソを向けてパスを待つ時、大抵受け手はボールと同サイドにプレーするだろうと、DFは予測します。なぜなら普通選手は体の正面方向にしかプレーできないからです。そこで、受け手は逆サイドへ向けてターンするとDFを欺くことが出来るのです。

2011年11月30日

いなすトラップ1 シャビによるジダントラップ(回転)

いなすトラップの基本は掴めたでしょうか。受け場に敵を誘い込んでから止め場をずらしてやるといなしが上手くいきます。では、実際にワールドクラスの選手たちはいなすトラップをどのように行なっているのか、見て行きましょう。

第一回目はジダントラップです。(また勝手に命名しちゃいました。) ジダントラップとはなんぞやという方は下の動画を御覧ください。5:56と7:14にジダントラップが登場します。




ジダントラップとはつまり、奥の足を使ってターンすると見せかけて、ボールを逆方向へ弾き、DFの逆を取るトラップです。

ジダンはトラップの名手でもあったんですが、彼のすごさは、時には自分に引き寄せるように、時には相手から遠のくように、cm単位でボールをコントロールして、常に直近の敵と駆け引きをしていた点です。

これと同じ種類のトラップを多用するのがバルセロナの心臓であるシャビ・エルナンデス。
では実際の試合の映像からこのジダントラップが使われるシーンを取り出して見てみましょう。