footballhack: ドリブル方法論
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2011年8月18日

メッシの2ステップ伍 骨盤パニックをやってみよう


前回の記事では図の左側の2つのドリブル突破を解説しました。今回は右側2つの説明をしたいと思います。以前「ドリブル方法論2 後足を踏ませる」でも少し触れましたが、今回はより詳しく見ていきましょう。

骨盤パニックとは現バイエルン・ミュンヘン所属の宇佐美貴史選手がある番組に出ていた時、自身のドリブル法を説明するためのキーワードとして出てきた言葉です。

簡単に言うと、DFの骨盤を右に左に旋回させるようにドリブルのコース取りを変えるというテクニックだそうです。


 では、その骨盤パニックを試してみましょう。

2010年9月18日

ドリブル方法論5 突破のドリブルに必要な変化3 切り返しのボールタッチ

前回は仕掛けのドリブルから相手の間合いに入ったときのギリギリの状態での身体操作について考えました。今回はその身体操作からの軽いボールタッチの重要性を説きます。

今回考えることはドリブル方法論のまとめに照らし合わせて考えると以下のポイントに当てはまります。

5 ボールタッチを変化させ敵の脇をすり抜ける

6 変化のボールタッチを小さくしてすぐボールに追いつく

7 敵の進路に入るようにドリブルを続けるかシュートやパスをする

まず5について。これは以前の記事に書いたとおり浅く切り返すことにあたります。なるべく相手の体の近くをすり抜けるようにすれば、進路のロスが少なく次のプレーを無理のない体勢から行うことができます。

6について。このボールタッチは5のボールタッチと同じです。つまり、相手をかわしにかかるとき、そのボールタッチをなるべく小さく、そして変化の角度を少なくすることが大事と言いたいのです。なぜかというと、このボールタッチが大きくなると次にボールに触るまでに時間がかかってしまうので、その間に相手に寄せられてしまったり、別のDFにカバーに入られてしまうからです。

日本人で“ドリブラー”と呼ばれる選手は概して足が速くボールを体から離してダッシュ力で勝負するタイプが多いです。しかし、これらの選手が世界レベルで通用するかというと、まったく通用しません。なぜかというと、世界レベルではよりフィジカルレベルが上がって走力ではかないませんし、カバーリング能力が高いDFも多いのですぐに2人目のDFに止められてしまうからです。

ボールを体から離して身体能力だけで勝負するドリブルのほうが、技術的には非常に簡単です。しかし、より高いレベルのドリブルを習得するには、ボールタッチを多くしてボールを体から離さないようにする難易度の高い技術が必要になるのです。

7敵の進路に入るようにドリブルを続けるかシュートやパスをする について。これはよく言われるように相手を抜ききったらその相手の進路に入るようにドリブルを続けるということと、すぐさまシュートやパスをする意識を持とうということです。ドリブルは手段です。ドリブルでゴールを決めることはなかなかありません。ゴールを決めるにはシュートを打たなければなりません。そのためのドリブルだということを忘れてはなりません。

また、シュートの意識を高く持てばドリブルも活きてきます。相手がキックフェイントにかかりやすくなるからです。それからシュートコースを作るためにドリブルの進路も良くなります。ドリブル上達のためにはシュートなど次のプレーにつなげる意識が必要不可欠なのです。

ここまで考えてきた理想のドリブル法を頭に入れて、多くの試合を観戦し自分なりのドリブルスタイルを確立できるように練習してください。




2010年9月3日

ドリブル方法論4 突破のドリブルに必要な変化2 助走を活かす身体操作

今回も前回に引き続き、ぎりぎりの間合いに入ったときの身体表現を考えていきます。

こちらのビデオを御覧ください↓



始めのシーンは興梠選手の仕掛けのドリブルです。2歩1触で接近することは出来ています。次の瞬間ボディフェイクを入れて相手を揺さぶり、相手も思ったとおりに動いてくれたのですが、興梠選手自身もバランスを崩し、突破のチャンスを逸しています。押し通る気概を持っていれば華麗にDFをかわしていけたと思います。

このように日本の選手はボディフェイクをする時にボールを押し進めないので、ドリブルの速度が下がり、DFに余裕を与えた状態で、切り返し動作に入ることが多いのです。DFにとっては、バックステップの速度が下がれば、その分余裕を持って予測を働かせることができます。

一方、ドイツ代表のSBラーム選手など海外の選手はボールを押し進めながら駆け引きをすることが当たり前にできています。

ここまでは前回の話しでした。今回紹介する突破法は、ボールを刈るようなボールタッチでスムーズに加速し、慣性の法則を生かして、相手より一歩速く動くという方法です。

どういうものかというと、上のビデオでマルキーニョス選手が実践しているのでごらんください。

ポイントは足の運びかたです。マルキーニョス選手は左右の足を交互に前方に進めて、スピードを落とさずシュートチャンスを作っています。

一方、中村北斗選手は、切り返しの際、軸足が利き足を追い越しません。一度サイドステップを踏むように減速してから、ボールに向かって再度ダッシュをかけています。

この方法だと、一歩分だけ損していることになります。ゴール前の緊迫したシーンではこの一歩が勝敗を分けます。一歩あればシュートコースを生み出せますし、逆に一歩少なければシュートブロックに遭ってしまいます。

1対1からシュートを放つようなシーンでは、マルキーニョス選手のように、ぎりぎりの間合いに入った際、方向とスピードの両方に同時に変化をつける身体操作が大事になります。

ドリブルの方法としては、マルキーニョス選手のようにリズムの変化を用いてもいいですし、リズムの変化をつけずにスピードと方向に変化をつけるという方法でもいいと思います。どちらの方法でも大事なのは、ドリブルで接近したときのスピードを充分に活かす意識を持つことです。

この仕掛けのドリブル法では、相手DFはバックステップをしていて、ボールホルダーは前向きで走っているのです。この状態からよーいドンと超短距離走をしてボールホルダーが負けるはずがないんです。これで負ける場合は、身体操作やボールを運ぶ角度に間違いがあるということになります。

このボールタッチと身体操作でインサイド、アウトサイドをそれぞれ使って左右のどちらにも突破できるようになれば、1対1からシュートチャンスを生み出すことはそれほど難しくなくなるはずです。

ただし、我々日本人の1対1の身体操作の中には、上のビデオでの中村北斗選手が示しているように、間違った足の運び方が刻み込まれています。これを修正することは並大抵のことではないと思います。

まずは考え方を修正することが必要です。

日本ではボールタッチすることと、走ることが分けられて考えられています。ドリブルやフェイントはボールを行きたい方向に転がしてから、その方向に走ることだという固定観念があるようです。そう考えていない人でも、その人の身体操作がそのような概念を表していることがよく見受けられます。

この悪い癖をなくすには、力まず8割の力で取り組むことが大事だと思います。相手を打ち負かせたいという強い気持ちが体に力みを生み、ズムーズな身体操作を不可能にしている気がします。

本当はメッシのように軽いステップワークでかわしていくのがカッコいいんですけど、あれは無理なんで。とりあえずは、今紹介した刈りこむボールタッチで勝負を挑めるようにするのが、日本人にできることだと思います。

次は→ドリブル方法論5 かわした後のボールタッチ

ドリブル方法論3 突破のドリブルに必要な変化1 押し通る気概

今回は2歩1触のドリブルで相手DFに接近し、ぎりぎりの間合いまで来たときのことを考えます。

仕掛けのドリブルの段階で言うと下の

4 方向とスピードに変化をつける

5 ボールタッチを変化させ敵の脇をすり抜ける

6 変化のボールタッチを小さくしてすぐボールに追いつく

を考えていく事になります。この3つのポイントは区別をして認識する必要がありますが、実際には同時に行ないます。

その前に、ぎりぎりの間合いとは何か考える必要があります。ぎりぎりの間合の中で何が起こるかということは、すべての守備者は経験的に知っています。“ボールホルダーのキャラクター”と“1対1が行われているゾーン”を考慮にいれれば、ボールホルダーが何をしたいかということは、だいたい悟ることができてしまうのです。

ぎりぎりの間合いの中では、反射的な動きが大事になります。というよりも、反射的な動きしかできません。反射的な動きは積み重ねた経験から生み出されるものです。特に小学生、中学生くらいの時に習得した動きがもろに身体表現として現れてきます。ぎりぎりの戦いを制するには、この反射的な動きを制御する必要があります。

またぎりぎりの間合いの中で安易に優先順位の高いプレーを選択すると、DFに簡単に読まれてしまいます。

そこで、この間合いに入ってもさらにボールを押し進め、よりDFを後退させることを考えてみましょう。方法は↓のビデオにあるように、ボディフェイクを交えながら2歩1触のドリブルを続け、まっすぐ押し通るようにドリブルするというものです。


フェイクを入れてもまっすぐボールを押し出す意識が必要です。

これをすることで、DFをさらに追い詰めることができます。DFをパニック状態まで追い込めば、あとはシンプルな進路変更で簡単にDFをかわすことができると思います。

日本人のドリブルやフェイントに対する考え方はこれと真逆で、ぎりぎりの間合いに入ったら、フェイクの動作をしてその反対側にボールを切り返すというものです。日本では、クーバーコーチングで紹介されるような様々なフェイント動作を身につけ反射的に行うことが、上達への近道だとされる間違った考え方が信じられています。また、クローズドテクニックの反復練習が大事とされる風潮があります。さらに拍車を掛けるようにフリースタイルフットボールなんてものも支持される世の中になってしまいました。

このフェイクを入れて逆方向にボールを切り返すという動作が体に染み付いてしまったのが、今の現役のJリーガーたちです。ピッチ上すべてのゾーンで、相手に寄せられたときにこの方法で状況を打開しようとするシーンが多々見られます。結局、相手と競り合いになりルーズボール状態に陥ってしまうわけですが。

話はそれましたが、仕掛けのドリブルでぎりぎりの間合いまで接近したら、ボディフェイクを加えさらに前進し押し通る気概をもつことが、ひとつの打開策になってきます。

すると体勢を崩したDFと衝突するような格好になります。うまく行けば、敵の脇をすり抜けられます。タックルを受けたとしても、もしかしたら運良く自分の前にボールがこぼれてくるかもしれません。ボールコントロールを失っても、DFの背後にボールを運べるかもしれないので、突破できなくても相手に後ろ向きにクリアさせることができます。コーナーキックやスローインを勝ち取れます。

横に切り返すとDFに寄せられてしまうばかりか、自陣方向に向かってボールを跳ね返させてしまいます。

仕掛けのドリブルの成功率は5割でいいので、大きな気持で大胆に相手に挑むことが、良い結果をうむことにつながると思います。

スペイン代表のフェルナンンド・トーレスなんてドリブル失敗しても平気な顔をしていますよね。でも毎回、前に切り替えして勝負を挑んでいます。このメンタリティーが10%の好機をモノに出来る能力を光らせているのだと思います。日本ではガンバの平井がそんな感じのプレーをしてるので、個人的に期待しているのですが。

長くなったので次回も突破のドリブルに必要な変化を考えていきます。

次は→ドリブル方法論4 突破のドリブルに必要な変化2 助走を活かす身体操作

2010年9月2日

ドリブル方法論2 後足を踏ませる

今回は突破のドリブルの中で相手DFにバックステップを踏ませるまでを考えていきます。

段階分けした説明だと以下の

1 パスを受けてスムーズに仕掛けの体勢に入る

2 敵の正面に向かって突き進む

3 ぎりぎりの間合いまで近づく

の三つまでを考えます。

まず1ですが、この時大事なのは、素早く仕掛ける体勢を作り相手DFにポジションを修正する時間を与えないことと、後ろから追ってくるDFに追いつかれないことです。

十分なスペースがあれば、ファーストタッチを大きめにとり、スピードに乗るという方法があります。しかしここでは、2タッチコントロールの有効性を説きたいと思います。ボールを足元にストップしてから間髪入れずに敵の正面にボールを動かしていくという技術です。この方法なら狭いスペースでも確実に仕掛けの体勢に入れます。

また、ファーストタッチでボールが浮いてしまった場合も、素早い2タッチ目の意識を持っておけば、後ろから来るDFに追いつかれずに、正面のDFとの1対1に持ち込むことができます。

では次は2の「敵の正面に向かって突き進む」です。この時は、自分の全速力の5割から8割くらいのスピードで、2歩1触のドリブルを使って突き進むのが望ましいです。なぜなら、相手DFを催眠術にかけるようなボールタッチで一定のリズムに引きこむことができますし、利き足でプレーすることでワンツーやシュートなどに結びつけやすくなるからです。

この図のように↓(攻撃側が左サイド寄りでボールを受けて、ゴールに向かいながら1対1をするシーンを想定します)


このときDFは下の写真のような体勢をとるはずです。

DFがサイドステップもしくはバックステップで後退している場合、DFは攻撃側から見て、左側つまりAの方向にドリブルさせたがっています。このとき、攻撃側は安易にAの方向にドリブルの進路を取ることは、相手の思うつぼになるので避けます。BかCの方向に進んでいきます。

また、DFはCの方向に進むドリブルに対して、左足を伸ばしてボールを奪おうとするので、攻撃側はC側に突破を図る際は、DFの足の届かないところにボールを置く(ダブルタッチを使う)か、タイミングをずらします。

基本的にはBの方向に進んでいくことになります。なぜなら、その後左右両側に切り返すことができるからです。相手を後退させるうちに相手のポジションミスを誘い、その逆側をついて突破することが可能になります。

A方向(縦)に進路を取りたいときは、始めに少しC側に進路を取ってタイミングを計ってA側に加速します。逆の場合も然りです。ただ、A→CよりC→Aのほうが成功しやすい気がします。

DFはこの状態から急激に後方にダッシュをすることが難しいので、攻撃側は勢いを持って(全速力の7割~8割くらいで)DFに接近することで、間合いが離れた位置(1,5~2m)で左右に切り返して、DFを置き去りにすることもできます。よーいドンのスタート時の助走の差を利用する突破法です。

それをさせないためにDFは↓の体勢をとります

(クロスステップもしくは首だけボールホルダーを向いた後方への走り方を使って後方へのスペースをカバーしようとしている。)

こうなったら、ボールホルダーの勝ちです。なぜならこの体勢からはDFはA方向しかカバーできないからです。ドリブルの進路をC方向に取ることで、DFの視野を切ることが可能になります。(イニエスタが得意なドリブルの接近法で、DFを何度も後ろ向きに振り返らせてしまう)

DF自身もC方向に無防備になることを知っているので、間合いの角度をC方向にずらそうとします。(ボールホルダーにA方向への進ませるように誘う)この時にもポジションミスが生まれるので、A方向に突破するチャンスが生まれます。

このように2歩1触のドリブルで相手DFを追い詰めていけば、相手DFは身体的にも精神的にも余裕を失っていきます。こういうときに簡単なボディフェイクが成功しやすい環境が整うのです。

DFにはより早い速度で後退させるように仕向けます。ゆっくりとした後退をさせ間合いが近いという状態は、必ずしもボールホルダーにとって有利な状況ではないからです。そのためにはボールコントロールを失わない程度でなおかつ最大の速度の2歩1触のドリブルで相手に接近することが大事になってきます。

2歩1触のドリブルで接近していくと、ボールホルダーとDFの間に緊張感が生まれます。この時にどのような感覚でどのように体を動かすかということが、1対1に打ち勝つための最大のポイントになるのです。

ここで紹介したドリブルの接近法は2歩1触のドリブルができれば、簡単に実践が可能です。次の段階、「スピードと方向の変化とその際のボールタッチの強さ」を調整し完璧に実践するには、身体的にギリギリの状態(プレッシャーのかかった状態)での反復練習と経験が重要になります。

次は→ドリブル方法論3 突破のドリブルに必要な変化

ドリブル方法論1 突破のドリブルについてのまとめ

メッシのドリブルを分析してわかったことは、メッシのようなドリブラーは育てたくても育たないし、メッシのドリブルを真似したくても簡単には真似できないということです。あの身体操作は練習して身につくものではありません。

じゃあ、ドリブルを練習することは意味ないかというと、そんなことはありません。日本人でも鍛錬次第でビジャやトーレス、イニエスタのようなドリブル突破ができるようになると思います。

彼らのドリブル突破には一定の法則があります。↓にまとめてあるとおりです。

(ここではフリーで前向きにボールを受けてから、正面に待ち構えるDFを打ち負かすという状況について考えます。)

突破のドリブルについての方法論を段階分けしてまとめます。

1 パスを受けてスムーズに仕掛けの体勢に入る

2 敵の正面に向かって突き進む

3 ぎりぎりの間合いまで近づく

4 方向とスピードに変化をつける

5 ボールタッチを変化させ敵の脇をすり抜ける

6 変化のボールタッチを小さくしてすぐボールに追いつく

7 敵の進路に入るようにドリブルを続けるかシュートやパスをする

このドリブルの特徴は何かと言うと、相手を追い詰めることで身体能力差を無にし、駆け引きだけの勝負に持ち込むということです。そのために、サッカーではボール保持者側が常に有利という原則を最大限利用します。

つまり相手に後手(後足)を踏ませるのです。文字通り、バックステップを踏ませるということです。これによって、DFは一方の方向には無防備になります。この状態から勝負を始めることで、ドリブラーはDFの弱点を握った形で仕掛け、相手の出方を伺うことができます。

テレビを見ていると、今Jリーガーは123まで出来ているのですが、4が全然うまくないんですね。いい感じで相手に接近しても抜きにかかったときに、完全に相手に読まれるケースが多いです。

それから、6の切り返しのボールタッチが大きすぎて、折角相手を追い詰めたのに、最後は結局身体能力勝負になってるケースも多々有ります。

この辺りについて考える必要があるので、次回の記事では→ドリブル方法論2 後足を踏ませるを考えます。

ドリブルについて0

これから書くことはドリブルに対する一つの考え方だと思ってください。というのも、日本で考えられているドリブルの方法とあまりに違いすぎるので、この考え方を受け入れるには多少時間と経験が必要になると思われるからです。

ただし、僕はこのやり方が正しいと信じています。実際に世界のドリブラーを見て学んだ方法なので、現時点で一番洗練された方法だと信じています。

なんていう書き出しで、アクセス数アップを狙ってみたんですけど。

まぁ、Jリーガーの多くもこのやり方に気づいているみたいで、サイドバックやサイドハーフのドリブルの仕掛けを見ていると、彼らが日々考えていることがよくわかります。

だけど、今一歩ドリブルの活かし方がうまくないというか、日本中から愛されるドリブラーっていう存在は、今のところいないという現状が、日本がサッカー後進国だという事実を物語っていると思います。

そこで次回からドリブルについて考えたことをまとめていきたいと思います。

その前にドリブルについて整理すると、ドリブルは3種類に分けられると思います。

1 突破(仕掛け)のドリブル

2 運ぶドリブル

3 仕掛けながら運ぶドリブル

1は1対1で相手を打ち負かすドリブルです。アタッキングゾーンで行い、成功率は5割に届けば素晴らしいパフォーマンスといえます。このときはとにかく目の前の戦いに集中し、相手の呼吸や雰囲気を察知するために、その他の情報を遮断してもいいくらいです。

2は中盤や守備のゾーンで行われます。ゾーンを上げるために使われたり、味方がマークにあっていて自分はフリーのときに相手をおびき出すために使われたり、攻撃のリズムを変えるときに使われたりします。このドリブルの最中は絶対に奪われてはいけません。この時は、ほとんどボールを見ずに移動しながら、周りの状況にあわせてプレーすべきです。

3は仕掛けながらパスコースを探したりシュートコースを見つけたりするドリブルです。ちょうど1と2の間で、厳密に区別する必要もなかったのですが、このプレーを意識して行えるようになると、1の突破のドリブルがすごく活きてきます。このプレーは、ペナ横から中央に向かって仕掛けながらクロスを狙ったり、カウンターアタックのときにドリブルで仕掛けながら味方へラストパスを送るときに使います。このプレーが出来る選手は「最後の仕事」ができるいわゆるゲームメーカーの役割を任されます。

大事なのはすべての場面で2歩1触のドリブルを使うことにあります。

次→ドリブル方法論1 突破のドリブルのまとめ