今回考えることはドリブル方法論のまとめに照らし合わせて考えると以下のポイントに当てはまります。
5 ボールタッチを変化させ敵の脇をすり抜ける
6 変化のボールタッチを小さくしてすぐボールに追いつく
7 敵の進路に入るようにドリブルを続けるかシュートやパスをする
まず5について。これは以前の記事に書いたとおり浅く切り返すことにあたります。なるべく相手の体の近くをすり抜けるようにすれば、進路のロスが少なく次のプレーを無理のない体勢から行うことができます。
6について。このボールタッチは5のボールタッチと同じです。つまり、相手をかわしにかかるとき、そのボールタッチをなるべく小さく、そして変化の角度を少なくすることが大事と言いたいのです。なぜかというと、このボールタッチが大きくなると次にボールに触るまでに時間がかかってしまうので、その間に相手に寄せられてしまったり、別のDFにカバーに入られてしまうからです。
日本人で“ドリブラー”と呼ばれる選手は概して足が速くボールを体から離してダッシュ力で勝負するタイプが多いです。しかし、これらの選手が世界レベルで通用するかというと、まったく通用しません。なぜかというと、世界レベルではよりフィジカルレベルが上がって走力ではかないませんし、カバーリング能力が高いDFも多いのですぐに2人目のDFに止められてしまうからです。
ボールを体から離して身体能力だけで勝負するドリブルのほうが、技術的には非常に簡単です。しかし、より高いレベルのドリブルを習得するには、ボールタッチを多くしてボールを体から離さないようにする難易度の高い技術が必要になるのです。
7敵の進路に入るようにドリブルを続けるかシュートやパスをする について。これはよく言われるように相手を抜ききったらその相手の進路に入るようにドリブルを続けるということと、すぐさまシュートやパスをする意識を持とうということです。ドリブルは手段です。ドリブルでゴールを決めることはなかなかありません。ゴールを決めるにはシュートを打たなければなりません。そのためのドリブルだということを忘れてはなりません。
また、シュートの意識を高く持てばドリブルも活きてきます。相手がキックフェイントにかかりやすくなるからです。それからシュートコースを作るためにドリブルの進路も良くなります。ドリブル上達のためにはシュートなど次のプレーにつなげる意識が必要不可欠なのです。
ここまで考えてきた理想のドリブル法を頭に入れて、多くの試合を観戦し自分なりのドリブルスタイルを確立できるように練習してください。
はじめまして、AJと申します。ドリブル方法論やメッシのドリブルについての記事を中心に読ませていただいてます。
返信削除イニエスタのドリブルがとても好きで、まだ9カ月の息子にいつかそのやり方を教えてやりたいと考えていますが、自分自身はフットサルの経験しかなく、こちらの記事や蹴球計画さんの分析を参考にさせていただいております。
そこでイニエスタのあの正確無比なタッチと相手の重心や守備ブロックのギャップを突くようなドリブルを目指す上で良い練習方法は無いでしょうか?
イニエスタ自身がドリブルに対してこだわりが無く、シャビなどは「ドリブルはファーストタッチの連続」であり、相手の足の届かないところに置き続けるだけと考えてることも何かの記事で知りました。パスもドリブルも試合の状況やリズムなどを考慮して様々に選択しているとも思います。
その上であえてお願いしたいのですが、イニエスタのドリブル(運ぶドリブルも突破も含む)の分析や解析と、それを身につけるための練習法を考案していただけないでしょうか?
恐縮ですが、上記したイニエスタのドリブルの特徴を自分なりにまとめてみました。
①脚の様々な部分を駆使した正確無比なタッチ
②相手守備者の重心を崩すor逆を突く仕掛け
③守備のギャップを突いての進入突破
上記はイニエスタの一部分であり、正確なパスや広い視野や展開力など他の様々な要素が絡んでいることもあると思いますが、自分はなにぶん素人に近い愛好者なのでその他の要素も教えていただければ幸いです。
不躾なお願いとコメントで失礼いたしました。今後も記事を楽しみにしていますのでよろしくお願いします。
素人にプロを育てることは出来ないというのが持論ですので、息子さんは実績のある指導者のもとに送り出すのが一番の良策だと思います。素人にできるのはメンタルを鍛えることくらいですので。
削除イニエスタのプレー分析は気が向いたらやってみます。
ディ・マリアのドリブルってなんであそこまで抜けるんですか?
返信削除スピード以外にお願いします。
ディ・マリアのドリブルってなんであそこまで抜けるんですか?
返信削除スピード以外でお願いします。
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