現代サッカーでは攻守の切り替えを制するものが試合を制すると言われています。サボる時間がどんどん減っていき、走力的にも戦術的にも選手への要求が高まっています。FWはカウンターを未然に防ぐために守備へといち早く切り替え、DFはカウンターを決めるために長い距離を走り相手ゴール前へ雪崩れ込みます。こんな風景が常時見られるようになったのは2000年代に入ってからです。
(ちなみにいうと今回の話は選手としてはあまり考えなくてもいいところで、指導者向けのものだと思ってください。選手はあんまり小難しいことは知らないほうが上手くなれる、そんな気がします。)
昨今ではドルトムントやバイエルン・ミュンヘンに代表されるようにトランジションサッカーを標ぼうするチームが欧州の覇権を握っています。その源は攻守の切り替えの移行部、トランジションを支配する試合戦略です。
そういった背景もあって日本でもトランジションの重要性が繰り返し指摘されています。しかし、そのほとんどが闇雲に「攻守の切り替え」を叫ぶだけです。攻守の切り替えを高めることは気合や体力の向上によって成し遂げられる、というような印象さえ受けます。しかしそれでは一昔前の根性論となんら変わりはありません。
なぜ攻守の切り替えが遅くなってしまうのか、その点を明らかにしなければ、トランジションの質を高めることはできないのではないでしょうか?
そこで僕は日頃の草サッカー経験からひとつの仮説を立てました。
http://silkyskills4beautifulfootball.blogspot.com/2013/10/transition1.htmlトランジション理論(1)