つなぐという行為は何のために行われるのでしょうか。それはより多くの得点を奪って試合に勝つためです。
では得点を取るためには何が必要でしょうか。それにはより多くの得点機会、シュートのシーンを作ればよいです。
ではシュートのシーンを多く作るにはどうすればよいでしょうか。それには、なるべくゴールに近いところにいる前向きでフリーの選手にボールを渡せばいいでしょう。
では、ゴールに近いところにいる前向きでフリーの選手にボールを渡すには、どうすればいいでしょう。これが大きな問題です。なぜなら相手のDF陣が全力でもって、これを阻止してくるからです。
相手の守備をかいくぐって、シュート機会をつくるには、相手守備陣の集団意識の裏をかいてボールを運ぶ必要があります。
この集団意識とはなにか。これを解き明かすのがこの「マクロつなぎ論」の目的です。
“つなぐ”行為の本質とは、DFの集団意識を逆手にとって、試合の主導権を奪うことにあります。この狙いをチーム全員がしっかりと認識することが、美しいパスサッカーの完成には必要不可欠です。ではその理解すべき本質と狙いを挙げてみましょう。
1 サイドチェンジの目的
2 得点の時間帯
3 広い面積を使う意識
4 DF陣形の収束拡散
5 安定、不安定
6 フィボナッチ数列
次の記事からはこれらについて一つ一つ考えていきます。→サイドチェンジの目的
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