つなぎには流れがあります。ゲームの流れではなくて、流れるようなパスワークのほうの流れです。
この流れを止めることなく淀みなくつないでいけば、相手ゴール前までいけるでしょう。ときには自陣ゴール前から、相手ゴール前まで一度もスピードダウンすることなく行けることもあるでしょう。チーム全員がこの“つなぎの流れ”を理解していればできるプレーです。
一度詰まってしまった場合は、やり直しをしなければなりません。やり直しの際にはじっくりと時間をかけて、あせらずにパスコースを見つけることが大事です。やり直しの直後にパスを出そうとすると、大抵引っかかります。ミスパスになるということです。
なぜかといわれても、サッカーとはそういうものなのです。
流れるようにつなぐには、キックやコントロールの技術はもちろん、パスを引き出す動きや仕掛けるドリブル、運ぶドリブルなどが必要です。そのなかでもひときわ大切なのが“攻める方向を間違えない”ということです。
このミクロつなぎ論ではつなぎの一部を担う個人の視点から、流れを生み出すにはどの方向に攻めるべきかということを考えていきます。
ではこの「攻める方向」とは何か。羅列して述べると次のようなものがあります。
1 縦にドリブルしたら横パス
2 右から来たら左、左から来ら右
3 縦縦横あるいは横横縦
4 2タッチ2タッチ1タッチあるいは1タッチ1タッチ2タッチ
5 ショートショートロング
6 ひとつ飛ばす
7 運ぶドリブル
8 やめる、やり直す
次の記事から、これらひとつひとつについて考えていきます。次→縦にドリブルしたら横パス
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