footballhack: 香川の2ステップ

2011年1月15日

香川の2ステップ

2ステップターンはどうやらメッシだけじゃなくて他の多くの選手も使用するらしく、2歩1触でプレーする選手がスピードに乗った状態でターンするときには、自然と2ステップになるようです。日本の期待の星、香川も先日のヨルダン戦で見せてくれました。
2:05からです。


マーカーと正対しながらタッチラインと平行にボールを動かし、ボールをストップさせます。次にカバーリングに来た第2のマーカーへ正対しながら右方向へかわしています。

香川がボールを止めたとき、第2のマーカーはさらされたボールに対して足を延ばす格好になりバランスを崩しています。そして香川は、2ステップ目で第2のマーカーの重心の逆をとり、時間とスペースをつくりました。

ボールをストップさせてから右方向へ動かすのが速すぎて、スローでもよくわかりません笑。

実際僕なんかがこの動きをやろうとすると、結構難しく、ステップワークが合わなかったりして、次のプレーへの接続が遅くなります。

速く動こうという意識より、やっぱり両足のステップ、リズムに重きをおいたほうが良さそうです。タタンタタンというかんじでしょうか。

それと香川選手はターンの際は上体が沈み込むような格好になって、ボールを動かした後に上体が浮き上がるようにクロスへアプローチしています。これはボールタッチした右足で体重を支えている証拠です。

ボールに近い足に重心を移して横移動する意識は非常に重要です。これが出来ないとターンした後すぐに次のプレーに移行できず、ボールを体から離してしまい、DFに寄せられる隙を作ります。GKが横っ飛びするときも香川と同じような重心移動を行い、スムーズに重心を移してより遠くへ飛べるようにジャンプしています。

どうやってターンするかということより、どうやって次のプレーへスムーズに速くつなげるかのほうが大事だと思います。

次→メッシの2ステップ参 ボールコントロールと重心コントロール

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