footballhack: サッカーの実力ピラミッド

2013年6月13日

サッカーの実力ピラミッド

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リーグ中断期間に入り、いろんなカップ戦などをやっています、社会人チーム所属のsilkyskillです。こうして上のチームから下のチームまでみてみると、サッカーの実力差について考えずにはいられません。あと、Jリーグや代表戦を観戦して思うことは彼らの上手さは神レベルだということです。テレビ画面を通してみると、どうしても欧州に引けを感じてしまいますが、実際見るとマジで巧すぎて失神しちゃいますよ。今日は僕の独断と偏見で実力ピラミッドを作成したのでお見せしましょう。




ピラミッド1はこれです。

ヒエラルキー 001

普通のピラミッドは三角形をしていますが、僕の感覚では漏斗を逆さにした形をしていると思います。底は厚いが、上に行くに従って細っていくモデルです。

つまりプレーレベルの高い集団ほど全体の母数が少なく、かつ集団内のレベル差もはっきりしている、ということです。逆にプレーレベルの低い集団は数が多く、レベル差もないためどんぐりの背比べになっています。普通のピラミッドみたいに簡単に説明できるほど現実はシンプルじゃない気がします。もちろん僕のモデルで説明できるほど易しくはないでしょうが、相対的に言ってより具体的じゃないかなと思います。

じゃあ実際、どのレベルがどこに対応するのか見てみましょうか。



  カテゴリーとピラミッド


ヒエラルキー 002

ごちゃごちゃして見難いですが、そこは気合で見てください。基本は社会人サッカーを考えています。つまりここでは大学、2種以下を除外しています。赤青黄で書かれた帯は各カテゴリーを「卒業した社会人」としてみなします。黄色は見辛いですが中卒と書いてあります。

このピラミッドに入らないのが素人やフットサルをエンジョイしている層です。ピラミッドに入るのはあくまで11人制を定期的に行なっている社会人です。

まず愛好家層ですが、大体中学でサッカーを始めるか、高校の部活には入らない層はここに収まる気がします。母数が大変多いのが特徴です。日本代表のファンもこの層だと思います。

市町村はかなりサッカー好きで毎週プレーしたいって感じの社会人です。高校までサッカーを続けるが良い指導者に出会えなかったパターンなどがこれに当たると思います。

で、都道府県のところに僕がいるわけですが、ここから母数が急激に減っていきます。真剣にサッカーやり始めるとこのレベルまではだいたい到達します。エンジョイと真剣の間ですね。

で、僕より上のレベルに日本国内だけで約3万人のプレーヤーがいます。しかも大学を除いた一種だけなので、2種や大学を含めるともっと多くなります。逆に下には13万人ほどいると思われます。これはJFA登録者のみなので登録外を含めると膨大な数字になります。資料は右のJFAデータボックス

その上に地域、都道府県一部があって、ここまでくるとかなり競争力が高いです。大学の部活でバリバリやってた経歴がないと活躍するのは難しいかと思います。高卒でも全国出場経験があるか、学生時代からシームレスに活動を続けてないと無理でしょう。

で頂点近くにJFL,J2,J1があります。J1の方が範囲が縦に長いのは、J1の方が才能豊かな選手が多いので差が生まれやすいことを表しています。実際、このレベルは自分は知らないので、勘に頼って書いてます。自分とは6段階以上の差を感じますね。

上に行くに従って数が減る減少は、それほど才能の差が大きいことを示しています。プレーレベルの上昇にともなって母数が減っていく中で、一定の人数を確保しなければならないサッカーという競技は、チーム内格差やリーグ内格差を生みやすいスポーツだと言えます。ヨーロッパや南米のリーグさらにスペイン、イタリア、ドイツ、イングランドのトップリーグに所属する選手はさらに高いレベルに居ることでしょう。

そのなかでも輝きを放つメッシやクリスティアーノやイニエスタが宇宙人だと表現されるのも不思議ではありません。僕から見ればJ1レギュラー陣は外から見てても宇宙人なんですから、それよりも上のレベルに居る選手が実際に対戦して簡単にやられているところを見ると、失神しそうになります。



  サッカー論壇とプレーレベル

サッカーのプレーレベルと言語化レベルは比例しません。なぜならプレーには非言語化領域が重要になるからです。つまりは感覚というやつですね。戦術理解度も言語化技術とは関係有るようで関係ありません。少しは関係有りますが言語化と感覚半々くらいの感じだと思います。これを鑑みた時、サッカー論壇とプレーレベルの関係性は下のようになると思います。独断と偏見ですが、





なにが言いたいかというと、サッカー書籍を読んでいる層というのは基本的にピラミッドの下層にいるんです。本当にサッカーが上手い人達は本なんて読まなしし、読んでもあまり参考にすることはありません。自身の日々の経験が一番の勉強になるからです。

例えば、正対とか6部以上の人間なら普通にできています。正対というワードを知らなくてもです。正対は重要な概念ですし、それを言語化したC60さんも素晴らしいんですが、でも上手い選手は感覚でこれを知っているんです。そして正対が出来るかできないかの差はワールドクラスの選手と普通のプロの差ではなく、あなたの街で毎週日曜日に行われている草サッカーチームのエースと平凡な選手の差なのです。

それほど今言語化されつつ有るテクニックのレベルは低いんです。特に僕が今解き明かそうとしているトラップやフィジカルコンタクトの技術は上のレベルでは当たり前の事項なんです。それをまず理解して欲しいです。もっと上のレベルではどんな技術が使われているのだろうか、そう思うとワクワクが止まらないわけですが、その上で当たり前の技術さえ解説できていないテレビ解説者や雑誌記者を批判すべきなのです。

本日最も危険な画像はこちらから→ヒエラルキー3
※ あまりに失礼で不愉快な画像のため削除しました。申し訳ありませんでした。


サッカーライターなるひとたちは、下層の分厚い人口の多い帯域をターゲットにして商売をしているってことを言いたいんです。まぁそこを狙わないとサッカーというパイの小さい業界では食っていけませんからね。サッカーライターにはサッカーの戦術を解き明かそうというという気概を感じないし、あまり詳しいことを書くとクラブからストップがかかりそうだし、例えばパルさんみたいに一つのチームを追って丸裸にするなんて、危険過ぎるんですよね、国内リーグなら特に。

今回の話は完全に僕の独断と偏見で例外がいくらでもあることも承知しています。ただ感覚的に最近感じたピラミッドの上層との差とサッカーを読むのが好きな人達が下層に位置することを伝えたかったまでです。そして僕のブログで話題にしている技術すらピラミッド中層以下のレベルでしかないことをしっかりと認知させたいと思ったのです。

6 件のコメント:

  1. 下層の中学生!!木曜日, 6月 13, 2013

    自分のレベルを知れれば

    上を目指すために自分はどうしなければ

    ならないのかそれが見えてくるんですよね

    僕も一生懸命頑張ります!!!!!

    一日一日を大事にします!!

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    1. 普通は高校選手権を一つの目標にしますが、是非大学サッカー部を目指してください。世界が広がるはずです。

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    2. プロの試合見てると右利きの選手が左サイドにいて利き足にボールが来たら右足でトラップするのにコーチなどは一歩回って左でさわれといいます。もしやんなかったら「楽するな!」など言われますがどちらが正しいのでしょうか

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    3. 逆足インサイドと利き足アウトサイドなら逆足インサイドを使うほうがいいです。トラップからの変化はインサイドを使うほうが圧倒的に多彩だからです。ただしスペースが有る中でスピードを落とさずにトラップするなら利き足アウトサイドもありです。

      利き足インサイドは判断が難しいですね。ケースバイケースです。正対とニュートラルコントロールといなすトラップを理解した上で使うならいいと思います。何も考えずにそうするならとりあえずコーチの言うことを守っておけばいいと思います。

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    4. ありがとうございます。やはり「判断」なのですね

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  2. この前左足は練習したほうがいいかという質問をさせてもらったものです。理由に、「あたまの使い方」と「キックの角度」がありましたがそれ以外にもあったら教えて下さい。あたまの使い方はいわゆる右脳を鍛えるでいいと思うのですが。左足でパスがけれるようになったらあとは右足ですか?当たり前ですがドリブルは普通に右でやっても変わらないと思うのですがどうですか?教えてください。お願いします。

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