twitterを見てたら、先日のインターナショナルマッチデーのフランス対ドイツ戦でのエジルのタッチ集が上がってたので見てみました。多分、パリのぐちゃぐちゃのピッチで行われたんでしょうけど、エジルはピッチの王様として振る舞い、見事なボディバランスと体勢を崩してもボールコントロールは失わない、神がかったプレーを連発させていました。エジルは2ステップ、スキップパス、ボディコンタクトと現代サッカーのセオリーをふんだん表現してくれるお手本のようなプレーヤーです。
では、ご賞味ください。↓ 消されるのを危惧して保存させてもらいました。
エジル from silkyskill on Vimeo.
どれもこれも凄いんですけど、一番注目したいのはやはり得点シーン(3:56)です。
ここでエジルはいわゆる”グティパス”という逆足側に90度方向へのパスでケディラのゴールをアシストしています。
グティパスというのは以前も紹介したんですけどこれです。(初出は蹴球計画さんですが、件の記事はすでに消えてしまったみたいです)
この動画を紹介した記事の中でこういうコメントを頂きました。
グティやシャビのように視野の広い選手(この言葉を使ってすいません)は周りを見るとき、顔を動かして見ているのか、眼球だけを動かして見ているのかどちらなのでしょうか?特にスルーパスを出すときなんかは、顔を動かすとパスコースが読まれるため、眼球で見るほうがスルーパスが通りやすいと思います。
僕の考えでは、特にこのグティパスを狙う時は眼球だけ動かしたほうが良いと思います。ではエジルはどうしていたでしょう。
キャプチャを拡大してみてみましょう。
はい。完全に目だけで横向いてます。爆(店長風)
しかも口が変な形で開いています。顔の筋肉はすべて連動してますから、目をかっ開いて横目を向くととっさに口がこういう形で開いてしまいます。
このシーンのリプレイをよく見てもらうと分かるんですが、首を振らずに目だけで見ている分、エジルの正面にいた選手たちが活発に反応している様子がわかります。エジルから見て左サイドのクロースとシュールレがエジルからパスを受けるべくアクションを起こしているのがわかりますね。敵を欺くにはまず味方から、そういうプレーを可能にするのが”目玉だけ動かしパス”です。
ノールックパスとか言ってパス出す直前に逆方向に首を振る選手がいますが、あれはパフォーマンスであって、技ではありません。エジルのように実際にプレーできる方向へのフェイクなら有効ですが、誰も居ないスペースへ首を振っても誰が騙されるでしょう。
そんなわけで、僕はノールックパスは嫌いだが”目だけ動かしパス”はとても好きです。エジルのことはもっと好きです。
眼球運動からのグティパスと一連の流れで練習し、これらをワンセットで繰り出せるようになればいい武器になると思います。普通の時は普通の首振りをするのを忘れずに。
youtubeからきました
返信削除グティパスすごいですね!
スキップパスと2ステップってなんでしょうか?
教えてください
はじめましてこんにちは。目録と右下のカテゴリクラウドを見てください。詳細に載ってます。
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