ここでは比較対象としてCロナウドを挙げてみます。
メッシは背が低いです。脚が短いです。
Cロナは背が高いです。脚が長いです。
人の体を(そもそも無理がありますが)車だと仮定します。脚の長さをタイヤの大きさに見立てます。
メッシ号にもCロナ号にも同じエンジンを搭載したとします。脳内で競争させてみます。
このとき10m走で勝つのはメッシ号です。なぜなら車輪が小さい→ギヤが軽い→初速が速いからです。
このとき100m走で勝つのはCロナ号です。なぜなら車輪が大きい→ギヤが重い→トップスピードが速いからです。
メッシのドリブルは始めから狭いスペースで活かされるようにデザインされているように思われます。初速が速いという長所を活かして駆け引きをし、DFを動かしてそのスペースに侵入できるように小さい頃から訓練してきたのでしょう。
逆にCロナのドリブルは広いスペースで活かされるようにデザインされているように見えます。 ランウィズザボールで体からボールを離し、トップスピードに乗れるだけのスペースの中で走力と競り合いの強さでDFに打ち勝つというスタイルです。
体の大きい人は競り合いに強くかつトップスピードが速いというのはなんとなくイメージでわかると思います。こういう選手は幼少期からその身体能力を活かすプレースタイルを磨いてきたのでしょう。
逆に背の低い選手は競り合いを避け、一瞬のスピードと駆け引きで勝負するスタイルを磨く傾向にあるのでしょう。
メッシがたまに決める長距離ドリブルでは、彼は体からボールを離しません。それによって、DFに2択を迫り、簡単に寄せられないように駆け引きをしているのです。
カカ、ドログバ、Cロナなどは時折ボールを体から大きく離してドリブルします。メッシのようなめんどくさいことはせずに楽に速くボールを運びたいからです。彼らはDFと競り合いになっても打ち勝てる身体能力と走力を備えています。彼らのように恵まれた選手はこのようなスタイルのほうが有効のようです。
人生色々、ドリブルもひとそれぞれです。
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