2歩1触のドリブルは僕が掲げるサッカー論の原子といってもいいほど、重要な出発点です。
そこでこのドリブルがスムーズにできるような練習法を紹介しようと思います。
今、日本のサッカー界に氾濫している、ピッチ上でまるで役に立たない、ジャグリング等のテクニックを練習するよりよっぽどこっちのほうが役に立つと思います。
すべてのフットボーラーのための超基礎練習
利き足を重点的に練習してください。逆足は実践では使う頻度が低いので。
ボールを触れる箇所は足の甲の少し外側、くるぶしと足の中指を結んだ線の辺りです。なぜここでボールタッチするかというと、一番安定してコントロールができるからです。つま先では硬すぎ、アウトサイドでは走りづらい、インサイド然り。この方法が一番やわらかいタッチができるのです。
初めてやる人は「インステップでボールをなでる」ことがストレスでならないと思います。普段歩いたり走ったりするときに、あのように足の甲を伸ばすことはないからです。また、ボールが思ったとおりに転がってくれないと思います。
問題を解決してくれるコツとしては、ヒザを持ち上げることです。足の甲を伸ばしたぶんだけヒザを持ち上げれば、爪先が地面に引っかかることはありません。それに足がボールをなでるように動くのでとてもやわらかいタッチが可能になります。
とは言っても、実際には結構難しいです。僕の経験で恐縮ですが、自分は18歳のときに3ヶ月特訓してやっとできるようになりました。
全速力の6~7割のスピードを維持して2歩1触が出来ればひとまずは合格と言えます。ただしポイントは左右の足の着地間隔を普通に走るときと同じようにすることです。右利きならばタンウンタンウンタンウン(右左右左右左)と同じリズムをキープするように心がけましょう。
初めはタットタットタットと利き足が宙に浮く時間が長くなると思いますが、このリズムを均等に矯正できれば、2歩1触ドリブルの高速化が可能になります。そうすれば実際の試合でも運び屋として活躍できるようになるでしょう。
ここにすばらしいお手本を載せておきます。0:37や2:08のようなプレーが理想的です。
メッシのようなボールタッチは幼少期からのボールとの戯れの中で可能になるものであって、一朝一夕では身につきません。ましてや骨格が出来上がってからでは遅すぎます。そこで僕が提唱するのが上の方法であって、これならば体が成長しきってからでもボールタッチを柔らかくして細かいドリブルを身につけることが出来ると考えています。
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