今年も残すところ後少しです。今年はブログのコンテンツの充実のためにデスクトップPCを新調しました。お陰で動画や図の作成がはかどり、昨年と比べてより深く詳しいエントリを書くことができました。そこで、今回は今年書いたエントリの中から、個人的に重要だと思うものをランキング形式でまとめてみたいと思います。
第5位 FWの動き方2 差金の動き
外に膨らむ"ウェーブの動き”がよしとされる指導現場の雰囲気に、一石を投じるエントリでした。
効率化が進む現代サッカーに求められる、非常に重要な動きですので、今一度観察と分析をしてみると良いと思います。
動画作成中ですが素材を集めるのに手こずってるんで少し掛かりそうです。
第4位 ビエルサ×ビルバオのコレクティブフットボール2
昨季ELとコパ・デル・レイで大躍進を遂げたアスレチック・ビルバオの攻撃スタイルをまとめたものです。
今季はけが人続出+ジョレンテの実質的戦力外通告などでなかなか調子が上がりません。デ・マルコスを左SBで起用せざるを得ない台所事情も痛いです。ただ、18歳のラポルテの登場やイニゴ、イスマ、イバイらの成長も目覚しいものがあるので、いずれ復調してゆくでしょう。
スペースの創造と活用に関する工夫には学ぶところが多いので、今後も目を離せません。
第3位 4-4-2・ゾーンディフェンスの崩し方
このエントリは現代サッカーを理解する上で非常に重要です。特にシステム論から議論したい時にこのことが頭に入っているかいないかでは雲泥の差がでるでしょう。
ポゼッションに幅を生み出し、中央を空ける仕組みをチームで共有できなければ、いくら上手にパスをまわせても、ある程度の強度を持ったゾーンディフェンスを論理的に崩しきる事はできないのです。
第2位 4-4-2×ゾーンディフェンス まとめ
これはまとめるのに大変時間のかかった、苦労も含めて意義深いものでした。
現代サッカーの根底を理解することにつながる重要なお話です。特にSHを中心としたサイドの守備手法は、セビージャやレバンテを中心としたリーガ中堅チームやEURO2012で準優勝のイタリアに善戦したイングランド代表に学びました。
また、オリンピック日本代表の活躍が記憶に新しいですが、日本サッカーの方向性としても、サッカー中堅国として組織だった守備を主体に据えるというのは、今後10年は続くと思います。そういう意味でもアマチュアレベルや育成年代から、ゾーンディフェンスの文化を醸成することは不可避の流れでしょう。
第1位 将棋とサッカーの共通項2
これは昨年の秋頃からずっと書きたいなと思っていたテーマで、ようやく世に出せたという安堵感が印象に残るエントリです。
4位から2位まではシステム論的なエントリでしたが、このエントリはもっと原理的なセオリーに焦点を当てた、一線を画するものだと思います。
特にパスとポジショニングを巡る戦術眼を育むことは、サッカーでは非常に重要です。しかし、実際的に手続き的知識として獲得するための方法論が、一般に知れ渡っているとは言えません。
このエントリでは、将棋を学ぶことでサッカーをメタ平面で思考し、さらに時間軸を加えて頭の中でイメージすることの大切さを説いています。それぞれのパターン動画をゆっくり見直し、出し手の視点、受け手の視点、囮の視点、DFの視点に立って脳内でイメージトレーニングすることを強くお勧めします。
以上、今年のまとめでした。来年もよろしくお願いします。
はじめまして。
返信削除あけましておめでとうございます。
今、小学生にコーチをしている大学生です。
自分が現役だったころよりも、サッカーの本質というものが深いものだったとここのサイトや、蹴球計画さんのサイトで思い知らされました。
自分が今出来るのは、小学生に正しい技術を身につける環境を作ってあげることなのかなと思います。
そのためには、様々なことを勉強して、自分で実践しながら伝えていけたら良いなと考えています。
今年(2013年)も、記事を楽しみにしています。
はじめまして。コメントどうもありがとうございます。大学生さんのように情報を収集するとともに自身で実践することがなにより肝要だと思います。情報提供もバシバシ受け付けてますんでよろしくお願いします。
削除ご期待に添えるよう頑張ります。
イニエスタのダブルタッチは、なぜあんなにもうまくいくのでしょう。
返信削除足の踏み変えは使っていないように見えるのですが・・・
レアル戦でカンナバーロ抜いた瞬間はなんで抜けたんだと不思議に思いました。
教えてください。
件のレアル・マドリー戦のカンナバーロを抜くシーンを見てみたいので、もしあれば動画を紹介してください。
削除http://www.nicovideo.jp/watch/sm7069232の
削除2:14です。
返答してみたんで読んでみてください
削除http://silkyskills4beautifulfootball.blogspot.jp/2013/01/iniesta-doubletouch-analysis.html