footballhack: メッシの動画

2012年7月22日

メッシの動画

先ほどメッシのドリブル動画で検索かけたらよいものが上がってたので、紹介します。

メッシの使う技は
  • ダブルタッチ インイン
  • ダブルタッチ アウトイン
  • マシューズフェイント
  • マタドールターン
  • 足の踏み変えによるリズム変化
  • 2ステップ
  • 骨盤パニック
  • ボールの上半分を叩くボールタッチ(刈り込むボールタッチ)
  • トータッチ加速
  • スネや腿を使ったボールコントロール
  • 並走を抜け出すボディコンタクト1 上半身を倒して相手の前に潜り込む
  • 並走を抜け出すボディコンタクト2 当たって弾ける
等に限定されます。メッシという選手の出現は、これらを駆使すれば立派なドリブラーになれることを証明しています。(したがってまたぎ等を練習するのは時間の無駄)








上記の技に加えて
  • 上半身を倒す加速
  • 内足荷重
  • 静止状態で相手の重心を見て逆を取る技術
  • 頭をねじ込んで相手の懐にもぐる競り合い技
  • 走行中に相手の足を見て届かないところへのボールコントロール
などを使っていることが分かって来ました。 やはり重要なのは目です。正対から左右へ抜く自分なりの形を持つことは目を活かすための前提条件です。相手の足を見て、前に出しそうな足の脇をすり抜ける技術はドリブラーにとって必須です。

それから大きな相手とのボディコンタクトに打ち勝つ勇気。ボディコンタクトはそれ自体が技術であり、体重の差や力の強さで決まってしまうほど単純なものではありません。ボディコンタクトの技術の発揮には勇気や競争心が欠かせません。

並走または一度かわした敵が後方から追いかけてくる時に、メッシをはじめ一流のドリブラーは変に体を入れようとはせず、ボールコントロールによって相手のタックルをかわしています。高速で走っている最中でも相手の足を見て、相手の足の届かないところへボールを運ぶか、一度小さいボールタッチを入れてタックルを誘ってから2タッチ目でタックルをかわしています。相当高度な技術ですが、これが出来るかできないかがドリブラーとそうでない者の境界線のような気がします。

最後に最近気づいたことですが、メッシはまっすぐドリブルしません。なぜかというと真っ直ぐボールを突くとスピードのコントロールが難しくなるからです。仮にまっすぐドリブルしたとしても、3タッチ目で必ず左(利き足アウト側)に方向を変えます。これはドリブルの速度を上げていった時にボールタッチが大きくなりすぎるのを未然に防ぎ、スムーズに2ステップの動作に繋げるためだと思われます。みなさんも試合中、目の前に大きなスペースが現れた時に試してみてください。まっすぐドリブルすると必ずボールタッチが大きくなって相手に奪われるはずです。シュートする前にGKに取られてしまったり、DFとぶつかってごちゃごちゃっとなるシーンはよく見られる光景です。スペースがあって加速したい時は大きな弧を描くようにドリブルするか、左右にジグザグに進むといいでしょう。どう進むかは後方から追いかけてくるDFと目の前で対峙するDFとの駆け引きによって決まります。スピードを落とさないようにするのがポイントです。


7 件のコメント:

  1. 相手の足を見て相手をすり抜けるとありますが相手の足元ばかりを見ていると周りの状況が見えなくなってしまいそうなんですがなぜメッシはドリブルも完璧なのにアシスト数も多いのでしょうか?
    お忙しいのにすいません
    出来たらご返事お願いします。

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    1. ヘッドダウンして足を見る時とヘッドアップして周りを見るときの切り替えが上手だからです。

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  2. ありがとうございます。
    自分はいま中3です。
    もうすぐ引退がかかった夏の大会があります。
    そこで質問です。
    そのヘッドアップのタイミングとヘッドダウンのタイミングを教えてください。

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    1. これはセンスという言葉で通じれば話が早いんですが。。。ごく簡単に言うと、1対1に集中すべき時と集団対集団に身をおくべき時の切り替えがうまくできるかにかかっています。ただし、ボールさえ奪われなければ攻撃は続くので、最悪でも1対1に集中してボールを守れれば良いという考え方もできます。

      たとえば、メッシを見ると「今パス出せばいいのにな」というタイミングでもドリブルを続けたりしますよね。それが許されるのはメッシのドリブルへの期待感がとても高いからで、囲まれてもそれを突破出来ればその分でかいチャンスがやってくることをみんな知っているからです。必ずしも観客やコーチが外から見る視点で判断することが正しい訳ではないのです。

      僕もよく考えがまとまっていないので、こうやってコメントに書いていますが、上手い人はぱっと顔を上げるタイミングがいいというか、顔を上げた時にちょうどよく味方をみつけることが多いんです。これは事前に味方の位置を把握していることも関係してますが。下手な人は顔を上げても味方を見つけられないし、顔を上げるべき時に下を向いていたりします。この上手い下手は今のところ言葉で説明はできません。

      でもよく言われる、「常に顔を上げてプレーしろ」という指導が間違いなのは確かです。顔を下げるべき瞬間が存在するからです。それは敵が近くにいるときや正対から1on1を仕掛ける時です。基本は抜いたり外したりしたら顔を上げれば良いと思います。正しい技術やコンタクトスキルを使えば、敵が守りたい方向に侵入できます。そうすれば自ずと良いプレーにつながり、良い位置に居る味方を見つけることができます。

      考え方としてはこうなりますが、実際プレーが成功するか否かはまた別次元で決まってきます。このへんがオカルトな話なんですが、サッカーの上手い下手って人のもってる第六感の強さというかそういうのが関係する気が最近します。難しい話ですね。

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  3. 長い長文での返信ありがとうございます。
    つまりサッカーに必要なもの全てを持っているメッシ等のスターは化物ですね。
    自分にはこの能力はないのでなるべく正対を使ってこうゆう局面を突破していきたいと思います。

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  4. ドリブルしながらシュートを打つ時はインフロントかインサイドかインステップかどこでければいいですか

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    1. いい質問ですね。まずはトーキック、次に爪先んステップ。そしてインステップ。最後にインサイドとインフロントを練習しましょう。場所によっても使い分けが必要です。その辺はじきに紹介することになるでしょう。

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