footballhack: ブラジル人に学ぶ声の出し方

2011年1月4日

ブラジル人に学ぶ声の出し方

普通、ピッチ上でパスがほしい時はどんな風に声を出しますか?「ヘイッ」とか「ハイ」とかでしょう。そうやって声を出せって指導されますから。

しかもできるだけ大きな声で呼べと言われますよね。ボールホルダーはボールを扱うことに夢中で周りを見渡せないことが多いですから、大きな声でアピールしないと自分の存在に気づいてもらえないわけです。

でも大きな声で呼んでも気づいてもらえないことって多くないですか?

プロの試合では観客が絶えずチャントを歌っていてピッチ内は騒音に包まれています。そんなときはなかなか声が届きません。アマチュアの試合でもピッチ内では選手同士が大きな声で指示を出し合い、声の小さな人はなかなかパスを呼ぶ声が伝わりません。

こんなときブラジル人ならこうやって声を出すでしょう。

「ホッ」

ホッっと高い声で呼びます。こうすると何故か遠くまで声が届きます。ジェンダー的に問題ある内容かもしれませんが、通常サッカー場にいる人の8割以上が男性です。飛び交う声の多くは男性特有の低い声であって、観客のチャントは怒号のような低い響きを轟かせます。この環境の中では、高い声というのはとても目立つんです。なので「ホッ」と裏声で声を出すと、他人の声に埋もれることなく、ボールホルダーの注意を自分に向けさせることができます。

やりかたは、合唱の練習でやるように、腹筋を使って息を小気味良く吐き出しながら、スタッカート気味に裏声で発声するようにします。「ホッ」と言う感じで。

これを初めて聞いたのは某プロサッカークラブの練習を見学したときでした。ブラジル人選手のほうから奇声がきこえてくるので観察していたら、パスを要求する声でした。その後フットサルチームの練習を見ていたら同様に声を出す選手がいて、これはブラジル流のコミュニケーションなのかなと思ったんです。

ちょっと恥ずかしいですが、慣れれば味方に確実に通じる声の出し方をマスターできます。声の小さい人にもお勧めです。

サル顔の人が連発すると「ゴ○ラ」というあだ名がつくかもしれないので気をつけましょう笑

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