近年、サッカー界で頻繁に取上げられるキーワード「考えて走る」。この言葉を理解している人は一体世の中にどれほどいるのでしょうか?
南アW杯の試合中、サッカー解説者がこの言葉の意味を説明してくれるだろうと期待して観戦していましたが、話題にはするものの説明はいまいち説得力がなく、落胆させられました。
それでは自分で考えてみようというのがこの「考えて走る」シリーズです。
ここでは具体的なシーンを取上げて考えられた走りを一つづつ考えていきます。
まず、「走る」とはどういうことか、整理してみます。
・走ることとは歩くよりも早く動くこと。瞬間的に両足を地面から浮かして移動すること。
・通常走る動作とは左右の足を交互に地面につくことだが、サッカーにおいてはスキップやサイドステップまたは両足で跳ねることも可能。
・自分が走った跡にはだれもいなくなる。走った跡にはスペースができる。
・自分が走ると相手がついてくることがある
・ピッチ上ではいつでも、どの方向にも走ることができる
・一つのポイントに向かって走っているときはもう一つのポイントからは遠ざかっていることがある
・同時に2つの違うポイントに接近することもできる
・基本的にピッチにいる22人全員が常に移動している
・走ると疲れる
とまぁ整理するはずが、走ることに対して余計混乱を招く結果になりましたが、一番大事なのはこの2つでしょう。
・自分が走った跡にはだれもいなくなる。走った跡にはスペースができる。
・自分が走ると相手がついてくることがある
走るということはスペースを生み出すということ。この真理をまず理解するべきです。
次→考えて走る2 背中はスペース製造機
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