1対1で相手と対峙したときに、守備側として次に考えることは、自分は今どこのゾーンにいるかということです。
この図を参考に考えます↓
単純にピッチ上のゾーンだけで考えるのは安易ですので、ここでは自分のチームの最終ラインはペナルティスポットの辺りまで下がっているとします。そしてチームとして引いて守っているときのことを考えます。
1,3のゾーンでは、8割がた縦へ仕掛けてからクロスというプレーが行われるので、これをやらせないようにします。蹴らせないようになるべく寄せることが大事です。
2のゾーンでは何よりもまずシュートブロックに行きます。
4,6のゾーンでは1,3のときより少し間合いを遠めにとります。基本的には1,3のときと同じ意識で臨みますが、より柔軟な選択肢に対応する準備をします。
5のゾーンは、敵にとってなんでもできるゾーンなので、頭をフル回転させて対応します。ミドルシュートやくさびのパスからのワンツーなどもケアしないといけないので大変です。もちろんドリブル突破もあります。ここでは周りの敵味方のポジショニングをヒントに、対峙した敵の次のプレーを割り出す作業が必要になります。
7,8,9のゾーンでは間合いを遠めにとり自分一人で敵を2人マークするようなことも必要になってきます。ここでは主にパスコースを限定することが必要なので後ろの声を参考に、背後の状況を想像しながらパスコースを切っていきます。ボールホルダーの顔を見ていればだいたいどこにパスをだすかわかることもあります。
ざっとこんな感じの意識で守備に当たります。もちろん、チームのやり方によっては違う方法になることもあります。
ただし、変わらないのは、サイドの攻防ほど1対1の場面が多くなるということです。そしてサイドの攻防では優先順位がほぼ決まっているということです。縦への突破とクロスです。
このことを意識して守るだけでも、敵よりも優位に立って、余裕をもった守備ができるはずです。
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