footballhack: ボディコンタクト まとめ

2013年3月17日

ボディコンタクト まとめ


 ボディコンタクトスキルをまとめて動画にしてみました。見てみてください。
詳しくはまた今度一つづつ取り上げてやります。

以前は、敵からいかに離れてプレーできるかが重要で、そのために工夫をこらすことこそ上達につながると思っていました。最近は敵に接近することでプレーの可能性を広げることに興味が向いています。

敵と接触してしまえば、相手の動きを制御できるわけですからその分こちらが有利になります。しかし、逆も言えます。接触によって正しい動作が妨げられると。

ここでは自分に有利になるように接触することをコンタクトスキルと定義します。 一番簡単なのは自分が相手を押したら、相手が吹っ飛んでくれることですが、それはまぁまずありません。そこで大事になるのが作用反作用を体感することです。





どの方向に力を加えれば相手を制御できるか、常に観察と実験を繰り返すことで理解できるようになります。そしてこうしたスキルは特定の動きに紐付けられるようにパターン化できます。全てのパターンの総数は、今僕が分かる範囲で、6つです。 

6つしかないのです。

これを覚えてしまえば、そうやすやすとボールを失わない、しぶといプレーヤーになれると思います。

  1. 背中で押す
  2. ターンの時、近い手で押す
  3. ターンの時、遠い手で押す
  4. 頭から潜る
  5. 相手にボールを当ててぶつかる
  6. おしりで膝に座る
以下の動画では全てを網羅できていませんが、いくつか紹介しています。紹介できてない奴は絶賛資料募集中なのでおいおい書いていきます。



9 件のコメント:

  1. お久しぶりです

    今回のテーマのボディコンタクト、ポイントは“腰(お尻)”にあると思っています。
    ボールキープと対人でのボール奪取のときにボディコンタクトがあり、その時にいかに相手とボールの間に自分の腰を入れれるかで決まるのではないかと。
    そのキープをしやすくするための延長として、手や背中といった部位で相手との距離をとる。

    これは少年サッカーの現場で、よくボールを奪う時にコーチが子供に「体を入れろ」といっているのを見るんですが、
    そうすると子供は相手とボールの間にショルダー(肩)から入ってバランスをくずしている場面をよく見ます。
    腰は人の体の重心で、一番当たりに強くバランスを支えてると思うので、そう思いました。
    そして、すべての指導者に体で取りに行くというよりも腰からということを知ってほしいと思い長々と書きました

    4項目目の頭からもぐるというのはれっきとした技術ですが、バランスを崩しやすく、ファールをもらいたいときによく使われてますよね(笑)

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    1. どうもです。ボディバランスといえば腰という考えは短絡的だと思います。たしかに腰でのコンタクトは一番安定性があり強く当たれますが、時折腰では間に合わない場合があります。腰では遅すぎるって場面では手か頭を使わないとなりません。それが動画で取り上げた場面です。

      ボディコンタクトには手、肩、腰、頭、背中、尻を用いる場面があり、それぞれが主役になるべき局面があります。腰さえ入れればよいというのはワンパターンな思考の一例で、カオティックな問題をたった一つの理論で説明したいという短絡的思考に陥りやすいのがサッカーの難しさです。サッカーのセオリーは言語化されてない分、状況区別が曖昧になる傾向があります。十分注意しないといけません。

      頭から潜るのはファールを受けやすいからこそ有効で、DFはファールを避けるために体を引くんです。この隙にドリブラーが突破するチャンスが生まれるわけで、ファールを貰いたいからやってると評価するのはドリブラーの知性をないがしろにする行為だと思います。

      あと、ボールを奪いに行く時は体を入れるよりタックルすることを教えるほうが良いです。年々、テクニシャンを笛で守る傾向が強まり、正当なチャージによって体を入れてもディフェンスファールをとられるシーンが散見されます。だったら、始めから体なんか入れないでスタンディングかスライディングタックルでボールにアタックする術を身につけたほうが速いんじゃないかと思うわけです。

      このへんはまた記事にまとめたほうが良いかと思いますが、なかなか時間が取れないのでコメントに書かせてもらいました。またお願いします。

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    2. コメントありがとうございます。

      確かに、プロは腰だけを意識してボールをとりに行くのは稀ですね。
      意識的か無意識的かはその人によると思うんですが、体の各部位をうまく使ってマイボールにしてるように見えます。その部位の選択がよい選手はボールを取られにくいのかなと。

      あとは、頭からのボディコンタクトは仰るとおりですね。
      僕の頭の中では申し訳ないんですが、リヴァプールのルイス・スアレス選手があって、そう書いてしまいました。

      ただ、僕自身が今見ているのはなんせ小学生なもんで・・
      スライディングとかはなかなか教えれませんね
      自発的に出た場合はかまわないんですが。意識的には厳しいです。

      でもやっぱり、小学生コーチの「体を入れろっ!」っていうのは少し違うと思うんですよね

      これが正解っていうのがないからサッカーは面白いって言うのは本当にこれですよね!

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  2. 突然失礼致します。
    とても素晴らしい内容が書かれていて、有り難いです

    ですので、この情報を活用させてもらっても宜しいですか?

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    1. どうぞ。情報の真偽はご自身でお確かめください

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  3. ルーカスの動画内の「スラローム系ターン」とは、相手の身体の向きと自分の体の向きがずれてる時にターンすることでいいのでしょうか。

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    1. 技名で言うとクライフターンとか足裏ターンとかマタドールターンとかのことです。体の向きでいうと、ターンした時にへその向きがDFと同じ方向を向くのがスラローム系で、反対を向くのが正対です。正対を正しく行えば入れ違うことができます。一方スラローム系では敵との競り合いやもつれ合いにつながることが多く、そんなときに手押しが役に立ちます。

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    2. ありがとうございます。私の解釈では基本正対でスラロームはどちらかと言うと「なってしまった」いうような感じでなったら手押し、ですがいいのでしょうか

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    3. まぁそういうことになりますね。ただ手押しを覚えるとスラロームが「なってしまった」ではなくて「誘ってやろう」になり、積極的にドリブルができます。「スラロームになっちゃったからとられてもしょうがないな」というネガティブなマインドが消え、自信を持ってボールキープができるようになります。これはメンタル的な意味で非常に大きいです。

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