footballhack: ドリブルのキープ力を上げる方法

2014年3月2日

ドリブルのキープ力を上げる方法

メッシpc 012

サッカーのドリブルやキープの時に、手を使う重要性を指摘したのはだいぶ前のことですが、いまだ、日本サッカー界に受け入れられた印象がありません。ですから、ここに動画を作成しました。非常に価値の高い動画です。よくみて真似してみてください。





とは言っても、手押しを使うのは最後の手段です。一番いいのはDFに触れられることなく相手ゴールに近づくことです。ですから、手押しを頼っていてはダメなのです。懐を深く使い、見合いを用いて相手の逆を取ることを目指すのが先決です。

しかし、手押しは重要です。特にかわした後の寄せをはねのけたり、後方から追走してくる敵をやり過ごしたりする時に重宝します。手押しを使えないと、簡単な相手の寄せでボールを失ってしまう、軽い選手になります。

よく日本選手を掲揚するコトバに、「稚拙なほど綺麗なプレースタイル」というものがあります。これはフィジカルコンタクトを極度に恐れるメンタルから来ると思われます。手押しをテクニックとして身につけない限りは、フィジカルコンタクトで自信を得ることはできません。

やはりドリブルはボールコントロールが命です。フィジカルに頼るようなスタイルではいずれ壁にぶち当たります。 背の小さい選手でも手押しを使ってバランスを保ちつつ、相手に跳ね飛ばされる方向へボールをコントロールすることで、反発力を利用した加速力を身につけることができます。ボールコントロール+手押しがドリブルのテクニックだということです。

是非マスターしてください。そしてワンランク高いレベルの選手になってください。



18 件のコメント:

  1. 手押しを使うようになってからキープ力が段違いに変わりました!
    ただ最近は手押しに頼りすぎてボールコントロールを疎かにしてました...気をつけようと思います。

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    1. 頼りすぎると危険です。サッカー本来のボールコントロールの楽しさを見失って格闘技に成り下がってしまいます。気をつけてください。さらに懐を使えるようになれば鬼に金棒ですよ!!

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  2. このブログはすごく興味深いです!手押しの反発もそうなのですが、イメージとしては体に力を入れてガチガチにするのではなくて、ゆるめておくって感じでしょうか?僕はそのイメージでボールをキープするのですが。。

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    1. 実際ボールをキープできれば方法なんてなんでもいいんです。ここで言う手押しを使うと三角筋、広背筋、上腕三頭筋に力が入ります。ここが発達していない選手はサッカー下手と断定してもあながち間違いではありません。それくらい重要な筋群です。ですから手押しを使うと力が入ります。同時にボールを扱う足はリラックスさせておくので緩めておきます。力を入れる部位と緩める部位が同時に存在するのがサッカー上手な選手です。

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  3. たしかにひとつの方法論ですもんね!力を抜くイメージでボールを持って、手はまっすぐ伸ばして相手にあて、相手の押してくる力をそのまま使って距離をとる方法を使ってます。これは技術とかではなく本能的にやることで、周りの人に言われるまで意識していませんでした。でもこの方法でやれば手を使わなくても相手にあたりながらもその力を反発力として相手から離れられますし、相手が強くくれば、倒れてファウルもらえます。

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  4. 手押しについてなんですが、部活の顧問によると

    「隠す、運ぶ、引っ張る」といってドリブルを教えられています。

    隠して、引っ張るときに手押しのようなものを使います。やはりそれを行うにはまたぎやファーストタッチで相手よりも半歩ずらすことなどが必要だと思います。

    手押しに至るまでのボールコントロールの醍醐味なのですね

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  5. 今年Jrユースに入りました^_^
    そこでそのチームではドリブルをよくやります。
    その中でパス禁止の2対2をよくやります。ようは1対2みた いなことです。
    手押しを使い離れる。それはできるのですが、静止正対状態から中々抜けません。浮きを使っても相手は足を出してきません。どうしたらいいのでしょうか。

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    1. まずゴールがないと正対は意味をなしません。2対2にはゴールがありますか?

      懐を使う意識を持つと少し良くなるかもしれません。懐については夏休みまでに書きます。

      足を出してくれれば抜くのは簡単ですが、相手が受け身の場合、抜くには助走が必要です。正対から押しこむようなシチュエーションじゃないと抜けないと思います。

      マシューズフェイントをよく練習すると良いと思います。浮きからアウト抜き、もしくはすかしてインサイド抜き。一番大事なのは動体視力、次に身体的な速さです。これも参考にしてね→http://nolovenoteam.com/break-ankles-3919.html

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    2. ありがとうございます。
      ようは静止状態から浮きやマシューズではなく、一回相手に向かってワンタッチしてからマシューズや浮きを使えということですね。
      そして相手の足を見て出せば切り返す。ださなかったらすかしてインサイドでいいと思うのですがそれでも足を出さなかったりするタイプの相手はどうすればいいのでしょうか。正対でずんずん押し込めばいいのでしょうか。
      アンクルブレイクについてはフィーゴのように懐で持ち浮きやマシューズを使えばいいのでしょうか。
      そしてシザースやステップオーバーなどは使わない方がいいのでしょうか。
      支離滅裂ですいませんが答えていただけると幸いです。

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    3. 連投すいません。
      ゴールと言うかそこをドリブル通過で一点とれるとこは設定されています。自分のゴール(そこをドリブル通過で一点とられる、守るところ)と相手のゴール(そこをドリブル通過で一点とれる、攻めるところ)はあります。

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    4. たぶん、かなり狭いグリッドで練習してると思われるので、スピードを出したり正対から押しこむのは難しいんではないでしょうか?なら懐を使うのがいいと思います。それなら狭い中でも抜けますし、ファールを受けることもできます。

      脚を出さないDFに対しては正対で押しこむのが正解です。そのままゴールまで押し込めればいいですが絶対途中で止まるのでその瞬間に抜きます。

      シザースやステップオーバーは利き足のみ有効というのが僕の持論です。

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    5. 忙しい中何回も答えていただきありがとうございます。その通りです。狭いのでせいぜい8割ほどまでしか出せないですし、出した時にはもうゴールの目の前です。
      正対で押し込んで止まったら軸足の二度付きをして抜いた方がいいですよね。半身の場合は切っている方に、でいいでしょうか。
      何度も質問してすいません。

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    6. そうですね。相手がバックステップしたり体勢を入れ替える間に、弱い方向へ切り返すといいと思います。動きながら相手を見る、高い動体視力が必要です。集中して頑張ってください。

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    7. ありがとうございます。練習して試合で使って武器にできるよう、頑張ります。本当にありがとうございます。

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  6. 毎回興味深い話をありがとうございます。

    現在大学のサークルのようなチームでサッカーをやっています。
    先日チームのレクリエーションとしてバスケをやりました。
    そこで感じたことなのですが
    バスケ経験者のプレーヤーは、ドリブル(バスケ)でボールを運ぶ際に手を使うのが上手いように感じました。それはバスケ経験者のマネージャーも同じように手を張ってボールを運んでいたので、やはりバスケという環境が手の使い方を向上させているのかもしれないと感じました。
    もぐりこみ同様にバスケから学べる技術は結構多いのかもしれないですね。

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    1. バスケのほうが偶発性が低い分、技術や戦術の研究が進んでいます。また、バスケを研究する方の知能もサッカー関係者より高いです。このへんがバスケから学ぶべき点が多い理由です。

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  7. 前田俊介はご存知でしょうか。彼のプレーを見るとここでご紹介されているテクニックが多数使われているように思えます。このブログで彼のプレーに対する理解が深まりました。とても興味深かったです。

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    1. ユース時代から知っていますよ。いまは札幌で活躍しているみたいですね。見てはないですが、youtube見つけました。→https://www.youtube.com/watch?v=EFrOEOMfTUQ&feature=youtu.be

      山口螢を抜いた時がクスドリ、で2人の間を割っていったのは切っ先ドリブル。懐を使って加速して右足の爪先でタイミングをずらしている。まえしゅんは持ってる技術はメッシ並だですほんと

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